文豪ストレイドッグスで人気のさかい利晶の杜で与謝野晶子について学ぶ

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文豪ストレイドッグスで注目のさかい利晶の杜

こんにちは。飛鳥みやびです。前回に引き続き、堺の新名所「さかい利晶の杜」に行ったお話です。(前回の記事はこちらです)

ちんちん電車(阪堺電車)の宿院駅から徒歩1分にあるこの施設は、最近『文豪ストレイドッグス』という漫画で、若者にすごく人気なんだそうです。

私は、この漫画の事は全然知らなかったのですが、なんでも中原中也や中島敦、太宰治に芥川龍之介などの文豪と同じ名前のイケメンキャラクターが、横浜を舞台に特殊能力で戦うアクション漫画だそうです。なんだか面白そうですね。

その漫画の中で、与謝野晶子というキャラクターも登場しますので、この施設の人気が高まっているんですね。文豪ストレイドッグスX与謝野晶子記念館のオリジナルグッズ(一筆箋&アクリルキーホルダー 1,000円)が販売されていました。

与謝野晶子記念館で与謝野晶子を知る

与謝野晶子の文学碑がある西側入り口を入ると、1階には、堺の観光案内展示室と、「千利休茶の湯館」と「茶の湯体験施設」があり、その2階には「与謝野晶子記念館」があります。1階を見学した後は、2階の与謝野晶子記念館を見学しました。

ここでは、現在の大阪府堺市堺区甲斐町で、老舗和菓子屋「駿河屋」を営む家の三女として生まれた晶子の生い立ちや、活動の様子、作品などを学ぶ事が出来ました。

与謝野晶子のことは、『みだれ髪』や『君死にたまふことなかれ』の作品ぐらいしか知りませんでしたが、他にもたくさんの詩や書籍、社会問題や教育問題にかかわる評論などを残しているんですね。『源氏物語』の現代語訳も有名だそうです。

明治45年に、シベリア鉄道経由でパリに行き、4ヶ月後にマルセイユ港から貨客船で帰国の途につくまで、イギリス・ベルギー・ドイツ・オーストリア・オランダなどを巡って学んできた経験から、教育自由の権利や女性教育の必要性を説いたりして、時代の最先端を行く新しい女性として活躍した事などを初めて知りました。勉強になりました。

晶子の書斎や、生家の和菓子店の店先が再現されていたりもします。また、12人の子供を出産した子だくさんの母である事も知りました。

一番びっくりしたのは、赤ん坊(孫)をあやす与謝野晶子の映像を見たことです。歴史上の人物として写真でしか知らなかった与謝野晶子が、実際に赤ん坊をあやしている映像を見て、昭和の戦時中まで生きていた人なんだなと、ぐーんと身近に感じる事ができました。

さかい利晶の杜のその他の施設

現在イベントで企画展「美しい扇(日本で生まれた扇の世界)」が3月いっぱいまで開催されています。色々な種類の扇が展示され、きらびやかな扇の世界が広がっていました。

この施設内には、千利休屋敷跡もあります。この地(現在の宿院西1丁)の豪商魚屋(ととや)の長男 与四郎として利休は生まれました。屋敷跡には、椿の炭を底に沈めていたという椿の井戸が残っています。

また、同じ利晶の杜の敷地内に「スターバックスコーヒー」と「湯葉と豆腐のお店 梅の花」があります。ここのスタバは非常におしゃれな外観の建物で、非常にいい感じです。梅の花で湯葉料理を頂くのもいいですね。女子会やデートに最適だと思います。

駐車場も完備で(施設利用で割引あり)、思った以上に楽しめますので、「さかい利晶の杜」は堺のおすすめ観光スポットで間違いないですね。ではまた。