密息のやり方と呼吸法の種類と効果を知ってリラックスや新陳代謝促進

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呼吸の大切さに気づきました

こんにちは。飛鳥みやびです。公園のウォーキングから始め、ジムでランニングマシンを使うようになって、ランニングの楽しさに目覚めてからは、「呼吸」の事が気になりだしました。

そういえば、だいぶ昔にスイスのユングフラウヨッホ(富士山ぐらいの高さの山)に登った時に、空気が薄くて歩けなくなった事があったのを思い出しました。

山の上などの高い場所では、空気が薄くなりますので、通常の呼吸では体内に取り込む酸素が少なくなります。血液中の酸素濃度が減少すると、頭がぼうっとするとか軽い頭痛を覚えたりします。(しばらくすると体が慣れて普通に動けるようになります)

こういう時は、酸素を体に取り込む呼吸の大切さがよくわかりますね。

考えてみれば、人間は生まれる時に「オギャー」と息を吐いて生まれ、死ぬ時に息を引き取って亡くなりますので、人間の一生は「呼吸の一生」といえますね。長生きは長い息というのも納得です。

呼吸の不思議に興味を持つ

普段は呼吸の事は、意識していませんので忘れていますが、生きている限りは呼吸が止まるという事はまずありません。体が勝手に呼吸を続けていてくれます。

また、ヨガなどをする時は、意識的に色々な呼吸をする事も出来ます。考えて見れば、呼吸ほど不思議なものはないように思えてきましたので、呼吸について調べてみようと思いました。

随意筋と不随意筋

人間の体にはたくさんの筋肉がありますが、その筋肉には、「随意筋(ずいいきん)と「不随意筋(ふずいいきん)」という区別があるそうです。

自分の意志で動かせる筋肉が随意筋で、自分の意志によって動かす事が出来ない筋肉が不随意筋になります。手や足にある随意筋で手足を動かせますが、心臓や胃などの内臓の筋肉は、自律神経によって別にコントロールされていますので、自分で動かしたり止めたりすることは出来ません。

しかし肺だけは、随意筋と不随意筋の交差点になっていますので、放っておいても呼吸は続いていますし、特別に意識して随意に呼吸を凝らす事も出来るようになっています。

随意筋と不随意筋の接点である呼吸は、工夫次第で通常はアクセス出来ない自律神経に食い込み、心身をより高い次元でコントロール出来る可能性を秘めているという事になります。

だからヨガや座禅、武術などのあらゆる修行で、呼吸法が重要な鍵になっているんですね。ますます興味が湧いてきました。では具体的にどのような呼吸法があるのかみてみましょう。

代表的な4つの呼吸法

呼吸法には大きく分けて次の4つの方法があります。

胸式呼吸・腹式呼吸・逆腹式呼吸・密息です。その特徴は、

「胸式呼吸」
ろっ骨(あばら骨)が広がる リフレッシュ 自律神経の交感神経優位 ラジオ体操・ピラティスなどで使われる

「腹式呼吸」
息を吐く時お腹が凹み、息を吸う時お腹が膨らむ リラックス 副交感神経優位 ヨガなどで使われる

「逆腹式呼吸」
息を吐いた時お腹が膨らみ、息を吸う時お腹が凹む 通常の腹式よりも腹圧が高くかかり換気能力や内臓の活性化がアップするが難易度が上がる リラックス 副交感神経優位 太極拳・武道などで使われる

「密息」
横隔膜を深く上下させる 胸もお腹も膨らまない 日本古来の呼吸法 新陳代謝促進、自律神経のバランス整う、循環器系や免疫機能・内分泌系の働きアップ、脳も覚醒して胸式と腹式の効果のいいとこ取り 姿勢が大事

各呼吸法はそれぞれにメリットとデメリットがありますので、用途に合わせて使い分けられたらいいですね。

私のイチ押し呼吸法「密息」

中でも私が注目している呼吸法は、女性週刊誌でも特集されて知名度が上がってきた「密息」です。
密息の簡単な手順は以下の通りです。

1)胸を張り、いわゆる「よい姿勢」で椅子に浅めに腰かける。両手はももの付け根に置く。

2)仙骨(尾骨の上にある逆三角形の骨)を座面につける要領で、骨盤を後ろに倒す。このとき、自然と背中が曲がる。

3)骨盤を倒した状態のまま、曲がっている背中をまっすぐ伸ばす。首の付け根を前に出す感じ。

4)下腹を膨らませたまま、口からゆっくり息を吐く。このとき、横隔膜を持ち上げるよう意識する。次に、おなかを膨らませたまま、鼻からゆっくり息を吸う。このときは、横隔膜を下げるよう意識する。(外から見える筋肉はいっさい動かさず、横隔膜だけを上下させて呼吸するようにする)

虚無僧尺八演奏家の中村明一さんが、『新潮選書「密息」で身体が変わる』という密息に関する本を書いておられるので、興味のある方はこの本を読むことをおすすめいたします。ではまた。

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